特徴








リーマ付
ヒレにより取付部材の浮き上がり防止と切屑の排出を容易にする。ヒレは下地鋼板に接触の際、飛散する。
パイロット(PL)
取付部材厚みを超えるパイロット部を有することにより、ねじ部が上部取付部材にタップを立てていく前に刃先が下地鋼板に穴をあけ、つきぬけるため、取付部材は浮き上がらない。




形態
形状概略図
特徴







薄板用
とがり先では、安定した貫通が難しい薄鋼板(約1.0~1.2㎜)に対し、ねじのかかり代が極めて大きく、高い保持力で締結できる。
標準
板厚用
最も多く使われる板厚用(約2.3~4.5㎜)で、鋼板に対するねじのかかり代を適正にして保持力とねじ込み性能を兼ね備えた標準品である。
中厚板用
スレッドカット付※1
ロングフルート※2
中厚板(約4~6.5㎜)用として、スレッドカット付ロングフルートと細目ねじとの組み合わせでねじ込み性を改良した形状。
厚板用
(#5ポイント)
スレッドカット付
二段フルート
超ロングフルート
厚板(約6~13㎜)用として、スレッドカット付二段超ロングフルートと細目ねじとの組み合わせでねじ込み性を改良した形状。



1.0㎜以下の薄鋼板及び木材に、素早くねじ込み、高保持力が得られる。
※1 スレッドカット・・ねじ込みトルクを軽減するためにねじ山の一部に切削加工を施す
※2 フルート・・ドリル部に縦長の溝状に彫り込んだ部分
● 切り刃先(フルート)形状には4形態があって、ドリル部のフルート上部にリーマやパイロット部を有さない形状を「標準タイプドリルねじ」といい、「リーマ付ドリルねじ」や「パイロット(PL)付ドリルねじ」と区別する。

 

ドリルねじの製造可能サイズ
ドリルねじの標準的な製造可能呼び径と呼び長さを右表で示します。
この範囲を超えるもの及び中間サイズにつきましては、各ねじメーカーにご相談下さい。
 
【呼び長さ】

 

   
ドリルねじ及びドライウォールねじの鋼種
上記ねじは鋼製(JIS G 3539のSWCHシリーズ又はこれに相当する材料)及びマルテンサイト系ステンレス製(JIS G 4315のSUS410又はこれに相当する材料)が主なものですが、一部にオーステナイト系ステンレス製(JIS G 4315のSUS304、SUS XM7など)もあり、各ねじメーカーにご相談下さい。

 


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